フロン回収、漏洩点検、各種証明書発行。フロン排出抑制法改正完全対応
青葉空調サービス
青葉空調サービスはオーケーズパワー株式会社の空調事業部です。
営業時間 | 10:00〜18:00※土日祝も対応 |
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フロンとは、炭素、フッ素等からなる化合物です。
フロンという総称は日本でのみ使われ、正式にはフルオロカーボンといい、最大の特徴は、圧力を加えたり減らしたりすることで、常温で容易に気体から液体、液体から気体に変化する点です。
その状態変化の際に、空気中の熱を奪ったり(冷やす)、空気中に熱を放出したり(暖める)することができます。
比較的毒性が低いこと、不燃性であること、熱に対しても化学的に安定していて分解しにくい性質であることから、エアコン等の冷媒、電子部品の等の洗浄剤、建築用や冷凍冷蔵機の断熱に使用される硬質ウレタンフォーム等の発泡剤、スプレー噴射器など、私たちの日常生活の中で幅広く使用されてきました。
フロンの種類 | 代表的 な冷媒 | オゾン層破壊 係数 | 地球温暖化係数(GWP) | 主な用途 | 特徴 |
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CFC (クロロフルオロカーボン) | R-11 | 1 | 4,750 | 業務用冷凍空調機器の冷媒 断熱材の発泡剤 噴霧器の噴射剤 | オゾン層の破壊程度が高い化合物。 1995年末に生産中止。 |
R-12 | 1 | 10,900 | 業務用冷凍空調機器の冷媒 断熱材の発泡剤 家庭用冷蔵庫の冷媒 飲料用自動販売機の冷媒 カーエアコンの冷媒 噴霧器の噴射剤 | ||
R-114 | 1 | 10,000 | 噴霧器の噴射剤 スプレーの噴射剤 工業原料 | ||
HCFC (ハイドロクロロフルオロカーボン) | R-22 | 0.055 | 1,810 | 業務用冷凍空調機器の冷媒 断熱材の発泡剤 飲料用自動販売機の冷媒 家庭用ルームエアコンの冷媒 スプレーの噴射剤 フッ素樹脂の製造用原料 | オゾン層の破壊程度が比較的小さい化合物。 1996年から生産規制。 |
R-123 | 0.02 | 77 | 大型冷凍機用の冷媒 工業原料 | ||
HFC (ハイドロフルオロカーボン) | R-32 | 0 | 675 | 家庭用ルームエアコンの冷媒 業務用空調機器の冷媒 | オゾン層の破壊がない 代替物質。 ただし温室効果ガスとして地球温暖化に影響。 |
R-134a | 0 | 1,430 | カーエアコンの冷媒 家庭用冷蔵庫の冷媒 断熱材の発泡剤 噴霧器の噴射剤 スプレーの噴射剤 | ||
R-404A | 0 | 3,920 | 業務用冷凍冷蔵ショーケースの冷媒 輸送用冷凍冷蔵機の冷媒 | ||
R-407C | 0 | 1,770 | 家庭用ルームエアコンの冷媒 業務用空調機器の冷媒 | ||
R-410A | 0 | 2,090 | 家庭用ルームエアコンの冷媒 業務用空調機器の冷媒 業務用冷凍冷蔵ショーケースの冷媒 | ||
R-507A | 0 | 3,990 | 業務用冷凍冷蔵ショーケースの冷媒 輸送用冷凍冷蔵機の冷媒 |
1974年に、大気中に放出されるたフロンが上空の成層圏まで上昇しオゾン層を破壊してしまうというメカニズムが初めて発表されました。
オゾン層の破壊により地上に届く紫外線量が増加すると、皮膚がんや白内障など健康に悪影響をもたらすばかりでなく、動植物の遺伝子を傷つけ、生存を妨げる恐れがあります。
1977年には国連環境計画(UNEP)によるオゾン問題についての検討と具体的なフロン(CFCクロロフルオロカーボン)の使用削減が始まり、1978年にはアメリカで、1979年には日本、ヨーロッパでもOECD会議でCFCの生産能力の凍結を表明するに至りました。
更に国際条約の締結が進められて1985年には「オゾン層保護のためのウィーン条約」、1987年には「オゾン層を破壊する物質に関するモントリオール議定書」が採択されました。
国内でもこれを受けて「特定物質の規制等によるオゾン層の保護に関する法律(オゾン層保護法)」が1988年に制定公布、1989年7月から規制が開始されました。
これらの歴史は、それまでの公害環境問題に対する取り組みとは異なり、将来起こるかもしれない被害を予想して事前に対策を講じ、文明の利便性を犠牲にしても子孫の為に地球環境を守ろうとする画期的なものでした。
オゾン層を破壊するフロン、CFC(クロロフルオロカーボン)の新規の生産、輸入は現在完全に停止されていますが、それまでに生産された冷凍・空調機器の内部には冷媒として使用されているCFCがいまだに存在しており、フロン回収破壊法によってCFCが使用されている冷凍・空調機器を廃棄する際のフロン回収が義務付けられています。
水蒸気、二酸化炭素、メタン、一酸化炭素、オゾンなどのガスは太陽光により温まった地表から放出される赤外線を吸収し、再び放射することで地表と大気を温めて熱を宇宙空間に逃がしにくくしています。
この現象を一般に温室効果といい、温室効果をもたらすガスを温室効果ガスといいます。
オゾン層破壊問題によりCFC(クロロフルオロカーボン)等の代替物質としてオゾン層を破壊しない代替フロンHFC(ハイドロフルオロカーボン)が開発され、普及してきました。
ところがこのHFC(ハイドロフルオロカーボン)は二酸化炭素の数百倍~数万倍という強力な温室効果を持っており、深刻な地球温暖化をもたらすという次なる問題がありました。
1980年~1999年と比較して世界の平均気温が1.5℃~2.5℃上昇した場合、最大30%の種で絶滅リスクが増大する可能性が高いこと、また温暖化の進行により穀物生産性に一層の格差が生じること、洪水と暴風雨による被害が増加すること、熱波、洪水、干ばつにより病気にかかる率と死亡率が増加すること、いくつかの感染症媒介動物の分布が北上することなど、地球規模でのリスクの増大が指摘されています。
物質循環や生態系の破壊、ひいては人類社会の破綻を回避するため、そして地球という有限な器の中で持続可能な社会を築いていくために、フロン類の確実な回収と、使用している空調機器等からの漏えいを未然に防ぐための定期的な点検を行うことにより大気中への温室効果ガスの排出を抑制・削減することが最も重要であることは、言うまでもありません。
フロンの大気への排出削減のためフロン回収・破壊法が平成14年に施行され、更なるフロン回収率向上を図るため平成19年より改正法が施行されています。さらに、機器使用時の漏えいによるフロンの排出量が多いことが経済産業省の調査で判明し、機器の使用時を含めたフロン類の製造から廃棄までのライフサイクル全体にわたる包括的な対策を実施するため、平成25年に全面的に改正され、法律の名称も「フロン類の使用の合理化及び管理の適正化に関する法律」(略称:フロン排出抑制法)と改め、平成27年より施行されました。
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